50歳をすぎたら気をつけたい帯状疱疹

更新日:2022年10月18日

50歳をすぎると帯状疱疹の発症が増え、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。

帯状疱疹とは、子どものころにかかった水痘(水ぼうそう)の原因となった、「水痘・帯状疱疹ウイルス」が引き起こす病気です。
子どものころの水ぼうそうが治った後も、ウイルスは長年にわたって体内に潜伏します。普段は免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため発症することはありません。しかし、疲労やストレス、加齢などによって免疫力が低下することでウイルスは活動をはじめ、帯状疱疹の発症に至ります。

帯状疱疹の特徴

体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。
通常、皮膚症状に先行して痛みが生じます。その後、皮膚症状が現れると、ピリピリ刺すような痛みとなります。痛みは、個人差があり強い痛みとなる場合があります。

多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり、これは「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼ばれます。

帯状疱疹にならないために

日ごろから体調管理をこころがけましょう

次のことを意識して、できるだけ健康な生活習慣を保ち、免疫力を高めることが予防に効果的です。
 1. よく睡眠をとる
 2. バランスの良い食事をとる
 3. 適度な運動をする
 4. ストレス発散をこころがけましょう

ワクチン接種で予防する (任意予防接種のため、費用は全額自己負担です)

帯状疱疹の予防には、日ごろからの体調管理に加えて、50歳以上の人は、予防を目的として予防接種を受けることができます。帯状疱疹は、法令に定められた定期予防接種ではないため、ワクチン接種する場合は、任意予防接種となり、全額自己負担となります。
桜井市からの公費助成制度はありません

現在、帯状疱疹の予防接種については、国が定期接種化に向けた検討をしています。

厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会)

接種費用は医療機関ごとに定められておりますので、医師に相談の上、予防接種による効果や副反応、健康被害救済制度などについて十分にご理解いただいた上で、接種の判断をお願いします。

ワクチンの種類
ワクチン名 「ビケン」(生ワクチン) 「シングリックス」(不活化ワクチン)
接種回数 1回 2回
接種方法 皮下注射 筋肉内注射

出典:国立感染症研究所「帯状疱疹ワクチンファクトシート

その他、詳しくは「帯状疱疹予防.JP」をご覧ください。

お問い合わせ

桜井市役所 福祉保健部 けんこう増進課
〒633-0062 桜井市大字粟殿1000-1
電話:0744-45-3443
ファックス:0744-45-1785
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