平成28年度 「水道出前講座」開催報告
大福小学校で出前講座を実施しました。
平成28年6月22日に、大福小学校4年生を対象に水道出前講座を行いました。 外山浄水場では毎年、施設見学を実施していますが、遠方で浄水場まで見学に来られない小学校のみなさまに、出前講座を実施しています。
浄水場見学のように実物を見ることができない為、映像(スライド・動画)や、実験、クイズなどを取り入れて小学生が退屈しない内容を心がけています。
映像(スライド・ビデオ)を使った水道の学習
スライドを使って、いつも使っている水道水がどこで、どのようにして作られているのか、またどれくらいの量が使われているのかなど、桜井市の水道について学習してもらいました。また、浄水場で実際に水がきれいになっていく様子をビデオで見てもらいました。沈澱池(ちんでんち)の水中映像をみて、「すごーい」「きれいになってる」といった声が上がっていました。最後に「水道クイズ」を行い、みなさん元気よく答えてくれていました。
スライド・ビデオを使った学習
水道クイズ
水をきれいにする実験(PACによる沈殿実験)
実際に浄水場で使用しているポリ塩化アルミニウム(PAC)という薬品をつかって、泥水をきれいにする実験を行いました。みなさん仲良く交代しながら実験をしてくれました。
実験中の様子
実験後の観察 実験の結果、よごれが沈殿(ちんでん)して泥水が透明な水になりました。浄水場にある沈澱池(ちんでんち)という大きな池では、同じ方法で水をきれいにしています。
ろ過池のモデルやタンク車を持って行きました
ろ過池の内部やしくみがわかるモデルを使って、実際によごれた水をろ過し、きれいな水が出てくる様子を見てもらいました。また、緊急時に出動する給水タンクを見てもらいました。緊急時、水を取りに行く際に20リットルのポリタンク1個持つのと10リットルのポリタンクを2個を持つのではどちらが運びやすいか体験してもらいました。
ろ過池のモデルによる実験
給水タンク車 ポリタンクを運ぶ体験 10リットルのポリタンクを2個持つほうがバランスがよく、楽に運べることを知ってもらいたかったのですが、小学生のみなさんにはかなり重かったようです。すみません、次回は半分の重さにしたいと思います。
更新日:2022年03月01日