世界平和統一家庭連合（旧統一教会）に関係する団体が実施する事業の後援名義使用承認の取り消しについて

サイクリングイベント「ピースロード」に対する後援名義使用承認の取り消しについて

このことについて、旧統一教会問題として、他自治体の事案が報道されておりますが、関係団体が県内で開催したサイクリングイベント「ピースロード」に対しまして、桜井市におきましても、令和元年（2019年）から今和4年（2022年）にかけて、毎年、ピースロードin NARA実行委員会から、後援名義の使用承認申請があり、承認をしておりました。

この度、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）に関係する団体が実施する事業として、社会的な非難を受ける状況となっているため、桜井市におきまして、令和元年から、開催が中止となった令和4年も含め、令和4年8月30日付で、桜井市後援名義取扱要綱第12条第1項第2号の規定に基づき、後援名義の使用について、その承認を取り消しいたしました。

取扱要綱におきまして、「公序良俗に反するものその他社会的な非難を受けるおそれがある事業」については、名義使用を承認しないものとするとの規定があり、その要件に該当するというのが、取り消しの理由です。

後援名義の承認申請時におきましては、旧統一教会に関係する団体が実施するイベントであるとは認識しておらず、イベントの趣旨などから、承認の対象となる事業に該当するという判断をし、承認手続きを行いました。

後援名義の承認手続きにおきましては、担当課におきまして、提出された申請書類の審査を実施しておりますが、今回のケースのように、結果として、社会的な非難を受ける事業に対して、後援名義の使用を承認した形となってしまいましたことに対し、今回の事案を教訓に、今後、後援名義の承認手続きにおきましては、今まで以上に慎重に、審査を実施してまいります。