「食品ロス」を減らそう

更新日:2022年10月17日

「食品ロス」とは・・・?

「食品ロス」という言葉をご存知ですか?

「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。

日本国内の「食品ロス」の量は年間522万トンになっています。(令和2度推計値 農林水産省・環境省)

この522万トンのうち、スーパーやコンビニなどの小売店での売れ残りや返品、飲食店での食べ残し、売り物にならない規格外品といった事業系食品ロスは275万トン、家庭での料理の作り過ぎによる食べ残しや買ったのに使わず捨ててしまうなどといった家庭系食品ロスは247万トンとなっています。

日本人1人当たりの「食品ロス」の量は1年で約41キログラム、1日に換算すると約113グラムとなります。これは日本人1人当たりのお茶碗1杯分のご飯の量に相当します。

これから先の未来に向けて「食品ロス」を減らすための取り組みを行い、食べ物を無駄なく大切に消費しましょう。

食品ロス内訳

出典:農林水産省 食品ロスとは

家庭から出る主な「食品ロス」

・調理の際に使い切れず捨てられたもの(買いすぎ)

・賞味期限や消費期限が切れて捨てられたもの(期限切れ)

・調理の際に食べられる部分が捨てられたもの(過剰除去)

・食べきれずに捨てられたもの(食べ残し)

賞味期限と消費期限の違いとは・・・?

スーパーなどのお店で買った食品には、安全でおいしく食べられる期間があり、袋や容器に賞味期限または消費期限のどちらかが記載されています。

どちらも袋や容器を開けないで、書かれた通りに保存していた場合の安全やおいしさを約束したものですので、一度開封した食品は期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。

賞味期限

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、表示されている年月日まで品質が変わらずおいしく食べられる期間のことです。スナック菓子、カップ麺、缶詰、ソーセージなど傷みにくい食品に表示されています。

消費期限

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、表示されている年月日まで安全に食べられる期間のことです。お弁当やサンドイッチ、生麺、ケーキなどの傷みやすい食品に表示されています。決められた期限以内に食べるようにしましょう。

「食品ロス」を減らすためには・・・?

買い物時の工夫

●冷蔵庫や食品庫にある食材を確認する

買い物をした後に冷蔵庫に同じ食品があったことに気づき、食品を余らせてしまうケースがあります。無駄をなくすためにも事前に冷蔵庫や食品庫にある食品を確認するようにしましょう。  

●必要な分だけ買って、食べる

お得なまとめ買いをしたものの、使用せずに期限が過ぎてしまい捨ててしまうことが考えられます。必要な時に必要は分だけ買って、食べるようにしましょう。  

●利用予定と照らし合わせて、期限表示を確認する

スーパーなどのお店で買い物をする際に、期限までの期間がより長いものを買おうと棚の奥から商品を取ることがありますが、すぐ使う食品は棚の手前から取るようにしましょう。お店では期限が短くなったものや期限がきれてしまったものは、返品や廃棄を余儀なくされてしまうので、「食品ロス」の発生につながることとなります。  

調理、食事での工夫

●食品の記載されている保存方法に従って保存する

誤った方法で保存すると、食品の劣化が早くなる場合があります。食品に記載されている保存方法や賞味期限、消費期限を確認し、食品をおいしく食べましょう。  

●野菜は、冷凍・乾燥など下処理をしてストックする

一度に食べ切れない野菜は冷凍や乾燥の下処理をして小分けに保存するなど、食材を長持ちさせる工夫をしてみましょう。  

●残っている食品から使う

新しく買ってきたものを先に使ってしまうと、残っている食材は傷んでしまう可能性があります。残っている食品から使うようにしましょう。  

「食品ロス」を減らす取り組み~フードバンク、フードドライブ~

食品メーカーや卸売店、小売店で発生する「食品ロス」には、包装の印字ミスや賞味期限が近いなど、食品の品質には問題がないが、通常の販売が困難な規格外品などがあります。 例えば小売店ではそういった食品を、品質上問題がないことを消費者にお知らせしながら見切り品・値引き品として販売し、「食品ロス」を減らす取り組みを行っていることがあります。

こうした業界の取り組みのほかにも、余剰食品を企業や農家などから寄付してもらい、福祉施設等に無償提供する「フードバンク」という取り組みもあります。

フードバンクは1960年代にアメリカで始まった活動です。日本では、2002年からNPO法人セカンドハーベスト・ジャパンが本格的に活動を開始し、今では全国各地に取り組みが広がっています。

また、「フードバンク」の活動参加者が企業や農家などであるのに対し、一般家庭が活動参加者となり、その余剰食品を福祉施設等に寄付する活動は、「フードドライブ」といいます。  

食品ロスやフードバンク、フードドライブについては以下のリンクをご覧ください。

外部リンク参照

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