桜井市のごみ焼却施設から搬出した「ばいじん処理物」のダイオキシン類濃度が基準値を超過したことについて
現在、焼却炉を稼働させながら原因究明の調査に取り組んでおります。
11月11日(火曜日)に排ガスのダイオキシン類濃度分析を実施し、結果が判明しましたのでお知らせします。
測定結果は、0.0020ng-TEQ/m3であり、健康面や周辺環境への影響について問題が無いことを確認しています。
今後も引き続き徹底した原因究明に取り組んでいきます。
<周辺環境安全面>
煙突排ガスダイオキシン類濃度結果
・令和7年11月 0.0020ng-TEQ/m3
地元協定値 0.1ng-TEQ/m3
国の基準値 1.0ng-TEQ/m3
過去の煙突排ガスダイオキシン類濃度結果
・令和7年9月 0.050ng-TEQ/m3
・令和7年8月 0.019ng-TEQ/m3
・令和7年6月 0.0052ng-TEQ/m3
・令和7年5月 0.024ng-TEQ/m3
・令和7年3月 0.019ng-TEQ/m3
・令和7年2月 0.015ng-TEQ/m3
(注)令和7年7月・10月は、焼却炉が稼働していないため測定しておりません。
令和7年5月15日掲載内容
このたび、大阪湾広域臨海環境整備センター(通称「大阪湾フェニックス」)から桜井市グリーンパークにおいてごみ処理の過程で発生する「ばいじん処理物」の内、4月8日に搬出した分について、同センターが行ったダイオキシン類濃度測定の簡易測定の結果、基準値の3.0ng-TEQ/gを超える値を検出したと同センターより4月17日付で報告がありました。即日、ごみ焼却施設を停止するとともに原因究明調査を開始しました。
また、同センターが、同じばいじん処理物を再度正式な測定方法により行ったダイオキシン類濃度測定の結果、基準値の3.0ng-TEQ/gを超える9.6ng-TEQ/gという測定値となり、搬入停止措置と共に、4月24日付けで通知を受けました。
周辺環境安全面につきましては、大気中のダイオキシン類の排ガス測定は、基幹的設備改良工事中の試験運転におきまして令和7年2月、令和7年3月に実施しており、周辺地元協定値0.1ng-TEQ/m3(国の基準値1ng-TEQ/m3)に対していずれも5分の1以下の低い値であり、健康面や周辺環境への影響はありません。また、4月1日からごみ焼却炉を停止した4月17日までの間、煙突での常時監視計測におきましても、ダイオキシン類との相関関係があるばいじん濃度及び一酸化炭素濃度は、非常に低く安定した数値であり問題がないことを確認しております。
令和5年度・6年度には基幹的設備改良工事(大規模改修)を実施し、市として、令和7年1月から3月までの試験運転では、基準値以内であることを確認したうえで搬出して参りましたが、今回の結果を真摯に受け止め、徹底した原因究明を全力で取り組んで参ります。
桜井市環境部
本件についてのお問い合わせ先
桜井市グリーンパーク 環境部施設課
電話番号(0744)45‐2001
(市長コメント)
「周辺地域の皆様、市民の皆様に、そして大阪湾フェニックスをはじめ関係団体の皆様に対し、大きな不安と、ご心配、そしてご迷惑をおかけしておりますことを心より深くお詫び申し上げます。
これまでの調査や各種運転データからの解析により、健康面や周辺環境への影響について問題がないことを確認しています。
今後、このようなことを二度と起こさないよう、徹底した原因究明をプラントメーカーに強く指示をすると共に、市長として周辺地域の皆様、市民の皆様に、不安とご迷惑をこれ以上おかけすることのないよう、最善の努力を尽くして参ります。」


更新日:2025年11月20日