人材育成について~研修や制度~
桜井市の人材育成では、職員ひとりひとりの意欲と能力の向上が、組織の活性化・組織力の向上につながり、そして『市民サービスの向上』につながることが重要であると考えています。そのため、桜井市では、「桜井市人材育成基本方針」を道標とし、人こそが最大の経営資源であるとの認識のもとで人材育成を推進しています。
この基本方針では、「職員の育成」に主眼を置いた、人事制度と職員研修の連携を図るとともに、人材育成の土壌となる職場環境の充実を目指しています。人材育成の取り組みの一部を紹介いたします。
能力開発のための研修
職員研修は、職場外で実施する「派遣研修」、職場において仕事を通じて習得する「職場研修」、職員自身が自発的に取り組む「自己啓発」に分けられます。それぞれの特色をいかし、総合的に連携のとれた能力開発を推進するとともに、職員が積極的に研修を受講できる職場環境づくりを啓発しています。
新規採用職員研修
地方公務員として、桜井市職員としての自覚と使命感、役割を自覚し、職務に必要な基礎的知識の修得および職員相互の親睦を図り、職場への適応能力を養うため、1年かけて研修等を実施しています。
時期 | 研修名 | 内容 |
3月 | 新規採用予定者研修 | 入庁前に、市職員としての自覚や心構え等の習得および先輩職員や同期間での交流を図る。 |
4月・5月 | 新規採用職員研修(第1部) | 心肺蘇生法およびAED、接遇などについて実践を交えて習得する。 |
9月 | 新規採用職員研修(第2部) | 市の財政や危機管理(防災)、人権問題などについて学ぶ。 |
派遣研修
業務に必要である専門的な知識や能力を身に付けるため、奈良県市町村職員研修センターが開催している研修や、全国市町村国際文化研修所や市町村アカデミーなどが開催している宿泊研修を積極的に受講していただいています。また、自治大学への派遣研修なども実施しています。
職場研修
新規採用職員には、先輩が付き添い、きめ細やかにサポートします。職場の雰囲気や業務に慣れるまでの間、実務の指導はもちろんですが、いろいろな相談の相手として、二人三脚でのお互いの成長を促しています。
意欲・能力を活かす人事管理
職員がやりがいを感じ、持てる能力を最大限に発揮するためには、職員の意向や適性、経験などを考慮した人事配置および職員の心と身体の健康が必要です。職員ひとりひとりの意欲と能力を活かし、組織パフォーマンスを向上させることを目指した人事管理を行っています。
ジョブローテーション
いろんな職務を計画的に、バランスよく経験させることにより、職員の能力や適性を見出すとともに、知識や技術の習得および人的ネットワークの形成を目的として、入庁後概ね12年間を能力育成期として4年間程度を基本としたジョブローテーションを実施しています。
自己申告制度
職員ひとりひとりの職務や職場環境などについての率直な意見や考え方などを把握することにより、職員ひとりひとりが能力を十分に発揮し、維持できるような適材適所の人事配置を行うべく、1年に1度実施しています。
人事評価制度
人事評価制度とは、年度はじめに、仕事における業績や普段の行動に対して自分で目標を立て、年度末に客観的に自己評価をする制度です。自分を見つめなおす機会を増やし、ポイントごとに行う上司との面談によるコミュニケーションの中で自ら気づき、長所を伸ばすことや短所を改善することなど、職員の育成に活用します。
更新日:2022年03月01日