特別史跡 山田寺跡保存活用計画書

更新日:2022年03月09日

特別史跡 山田寺跡保存活用計画書を策定しました

『特別史跡 山田寺跡保存活用計画書』策定の目的

 特別史跡山田寺跡は、桜井市の西南部、大字山田に位置しています。山田寺跡は、蘇我倉山田石川麻呂が造営した寺院として古くから知られ、その造営過程が『日本書紀』や『上宮聖徳法王帝説』裏書にも詳しく書かれているなど、文献史料と遺跡が一致する貴重な例となっています。

 こういった歴史的な評価もあって、山田寺跡は、大正10年(1921)に史蹟、昭和27年(1952)には特別史跡に指定されました。その後、昭和50年代から本格的な発掘調査や国による公有化が実施されるとともに、平成12年度(2000)までに整備工事がおこなわれ、桜井市南部地域や飛鳥地方を訪れる人々が立ち寄る、本地域を代表する文化遺産となっています。

 保存活用計画では、このような山田寺跡の本質的価値及び構成要素を明確にするとともに、適切な保存管理をおこなって次世代に継承すること、また史跡の整備活用を推進し、市民が遺跡を通して郷土に対する愛着や誇りを育み、地域の活性化につなげること等を目的として策定するものです。

 本計画においては、保存活用の基本方針や現状変更などの取り扱い基準、保存管理、整備、活用、調査研究、運営・体制などについて、今後の方向性を示しています。

 

注釈:文字化けする場合は、一度保存してからご確認ください。

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