リチウムイオン電池の分別について
リチウムイオン電池の分別にご協力をお願いします
近年、全国のごみ処理施設やごみ収集車での火災が相次いでいます。
桜井市でも、令和7年3月19日(水曜日)に、桜井市グリーンパーク内のリサイクルセンターから出火し、大きな被害が出てしまいました。
【お知らせ】桜井市グリーンパークでの火災発生と粗大ごみ・不燃ごみの受け入れについて
これらの火災の主な原因として挙げられているのが、「リチウムイオン電池」です。

リチウムイオン電池とは
リチウムイオン電池は、充電して繰り返し使える充電池(二次電池)の一種です。
コンパクトで軽量なうえ、ハイパワーのリチウムイオン電池は、携帯電話、スマートフォンをはじめ、様々な電化製品に使われていて、現代社会に大きく役立っています。
その一方で、リチウムイオン電池はその性質から、誤った使用、保管や劣化によって異常過熱や発火することがあり、特に、使用済みのリチウムイオン電池を捨てるときには、その他のごみとは分けるなどの注意が必要です。
リチウムイオン電池の見分け方
リチウムイオン電池を見分けるために、まず、電池本体の表示を確認してください。現在は、リチウムイオン電池には、その表面にリサイクルマーク(スリーアローマーク)と「Li-ion」の表示をすることになっています。
ただ、古い電池などには、リサイクルマークが付いていないものもあります。また、電池が製品の中に組み込まれていて、表示が見えないこともあります。
種類を判別するために、リチウムイオン電池がどういった製品に使われることが多いかを、あらかじめ知っておくことも大切です。

リチウムイオン電池が使われているもの
リチウムイオン電池は、数多くの充電式の電化製品に使われています。
このうち、環境省が、リチウムイオン電池による火災事故等の主な原因品目として、次のようなものを挙げています。
・モバイルバッテリー ・加熱式たばこ ・コードレス掃除機等のバッテリー
・スマートフォン ・電気かみそり ・電動工具 ・ハンディファン ・電動式玩具
・作業服用ファン

リチウムイオン電池等の捨て方(令和7年6月9日現在)
桜井市グリーンパークでは、市内のご家庭から排出される、リチウムイオン電池を含む下記の充電式の電池(車両用バッテリーを除く)を、無料で引き取ります。
現在、分別回収の方法を検討中です。
当面のあいだは、ご家庭の使用済みリチウムイオン電池等の充電池は、桜井市グリーンパークに持ち込むほか、広報「わかざくら」令和7年6月号の折り込みチラシに記載する方法で廃棄してください。
令和7年6月号の折り込みチラシ (PDFファイル: 715.1KB)
無料引き取りの対象電池
充電式の電池として一般的に普及している、次の3種類の電池が対象です。
その多くは、それぞれ本体などに、次のようなリサイクルマークの表示があります。
電池のかたちや大きさは様々ですので、見分けられないときは、桜井市環境部に問い合わせてください。

充電池を捨てる時の注意点
リチウムイオン電池等をグリーンパークなどに持ち込むときは、次のことにも注意してください。
1.電池は、ほかのごみに混ぜないでください。
2.電池の電極は、ビニールテープなどで絶縁してください。
3.電池は、なるべく電池切れの状態にしてください。
お手数をおかけしますが、ご協力をお願いします。
(注)「自動車用バッテリー」は、専門の事業者に引き取ってもらってください。
(注) 一般的な使い切りの筒型乾電池(アルカリ乾電池、マンガン乾電池など)は、「もやせないごみ」として、指定のごみ収集の日に出してください。
(注) 使い切りのボタン電池は、家電小売店等に引き取ってもらってください。
お願い
たったひとりの無関心、たったいちどの不注意が、市民生活全体にかかわる重大な事故を招いてしまうことがあります。
そうならないために、いますぐ、できることがあります。
まずは、リチウムイオン電池の徹底した分別に、ご協力をお願いします。
また、分別回収についての新しい対策は、決まりしだい、このホームページなどを通じてお知らせしますので、更新情報等はこまめにご確認ください。

更新日:2025年06月09日