令和4年度の予算・主な施策内容

令和4年度予算の概要

桜井市の予算は、大きく分けて、一般会計、各特別会計、公営企業会計で成り立っています。

一般会計は、福祉や健康、教育、産業、建設、防災といった一般的な事業の会計で、主に市税や国・県支出金、地方交付税、市債などでまかなっています。その規模は、昨年度と比べて0.6％減の232億3,000万円となりました。

特別会計は、5つの特定の事業があります。これらの会計では、事業に必要な支出とこれに対する保険税や使用料などの特定の収入でまかない、一般の会計と独立して経理を行います。特別会計全体では、昨年度から2.6％増の140億7,086万円となりました。

公営企業会計は、市民の皆様に水道水の供給を行っている水道事業の会計と、下水道を維持・管理している下水道事業の会計からなり、その規模は昨年度と比べて6.7％減の46億5,443万円となりました。

予算書を閲覧できます

予算書は、市役所3階情報公開コーナーまたは、市立図書館で閲覧できます。また、このページ下部にも掲載しています。

各会計予算まとめ

以下の表内数値はいずれも、端数整理のため、合計などが一致しない場合があります。

会計別予算額
会計名		令和4年度	令和3年度
一般会計		232億3,000万円	233億7,100万円
特別会計	住宅新築資金等貸付金	436万円	813万円
	国民健康保険	66億4,756万円	65億6,441万円
	駐車場事業	3,429万円	3,471万円
	介護保険	63億9,968万円	62億4,224万円
	後期高齢者医療	9億8,497万円	8億5,813万円
	小計	140億7,086万円	137億762万円
合計		373億86万円	370億7,862万円
公営企業会計	水道事業会計	20億7,539万円	23億9,329万円
	下水道事業会計	25億7,904万円	25億9,578万円
	合計	46億5,443万円	49億8,907万円

令和4年度一般会計

令和4年度一般会計総額 232億3,000万円

歳入予算の区分別予算額
区分		予算額
自主財源	市税	61億8,276万円
	繰入金	9億6,286万円
	使用料及び手数料	6億6,648万円
	諸収入	4億4,905万円
	寄附金	2億750万円
	分担金及び負担金	1億4,745万円
	財産収入	2,373万円
	自主財源計	86億3,983万円
依存財源	地方交付税	61億4,000万円
	国庫支出金	41億9,386万円
	県支出金	16億5,791万円
	地方消費税交付金	11億3,400万円
	市債	9億7,994万円
	地方譲与税	1億8,946万円
	株式等譲渡所得割交付金	8,500万円
	配当割交付金	7,500万円
	地方特例交付金	5,800万円
	法人事業税交付金	3,100万円
	環境性能割交付金	2,400万円
	ゴルフ場利用税交付金	1,100万円
	利子割交付金	600万円
	交通安全対策特別交付金	500万円
	依存財源計	145億9,017万円
	合計	232億3,000万円

市税のうち目的税である都市計画税は、都市計画事業・下水道事業などに使われます

歳出予算の目的別予算額
区分	予算額
民生費	86億2,493万円
総務費	32億2,370万円
衛生費	26億9,464万円
公債費	21億4,014万円
教育費	20億6,684万円
諸支出金	17億9,152万円
消防費	8億7,710万円
土木費	7億9,155万円
商工費	4億3,717万円
農林業費	3億2,873万円
議会費	2億1,656万円
予備費	2,000万円
災害復旧費	1,712万円

性質別に見る歳出の種類

性質別に見る歳出の種類

義務的経費 … 支出が義務付けられた経費

義務的経費

扶助費……障がい者、児童などに対する医療費援助や各手当、生活保護費など
人件費……職員給与や議員報酬など
公債費……市が借り入れた地方債の元金・利子および一時借入金の利子

その他の経費

その他の経費

物件費……光熱水費、事務用品など消費的性質の経費
補助費等…広域消防組合への負担金や、団体等を補助する経費
繰出金……一般会計と特別会計、または特別会計相互間で支出される経費
積立金……基金への積立金
その他……維持補修費、貸付金など

投資的経費 … 道路整備や施設整備など普通建設事業や災害復旧事業に支出される経費

歳出の性質別予算額
区分		予算額
義務的経費	扶助費	60億356万円
	人件費	47億5,896万円
	公債費	21億3,983万円
その他	物件費	46億3,006万円
	補助費等	22億3,190万円
	繰出金	21億3,181万円
	その他	5億6,777万円
投資的経費	普通建設事業費	7億4,899万円
投資的経費	災害復旧事業費	1,712万円
合計		232億3,000万円

令和4年度に取り組む主要な事業を紹介します

新庁舎等の建設

新庁舎は令和4年の11月にグランドオープンを予定しています。最終年度である令和4年度は奈良県産材を活用した車寄せ木ルーバー等の外構工事、及びグランドオープン式典を行います。

安全・安心にくらせるまちづくり

【避難誘導標識の設置】災害時における市民等の安全確保に向け、市指定避難所の近隣に設置する避難誘導標識を設置します。
【特殊詐欺被害の未然防止】近年増加傾向にある特殊詐欺の被害を未然に防止するため、防犯電話を購入する方に対し、「卑弥呼の里・桜井ふるさと寄附金」を活用し補助を行います。
【通学路等の安全対策】
安心・安全な生活環境確保のため、国の補助金や「卑弥呼の里・桜井ふるさと寄附金」等を活用し、橋梁の点検及び長寿命化対策、通学路の安全対策や小規模修繕などを行います。

新型コロナウイルスワクチン接種

希望する市民への3回目の新型コロナウイルスワクチン接種を行います。

自宅待機者への支援

新型コロナウイルス感染症に伴い自宅療養等を求められた者等に対して、食品の詰め合わせの提供や買い物代行、薬の受け取りなどの生活支援を、新型コロナウイルス感染症助け合い基金を活用して行います。

ごみ焼却施設の大規模改修

令和4年度から令和6年度にかけて、稼働開始から20年が経過した現在のごみ処理施設の基幹的設備改良工事を実施します。令和4年度予算には改良工事にかかるコンサルタント業務及び施設運営費等の所要額を計上しています。

教育環境の整備

市立小中学校適正化前期実施計画を策定し、適切な規模の教育環境を整えます。また、経済的理由により就学困難な小中学生の保護者に対し支給する入学準備金の増額や、ICTを活用した教育の質の向上に係るソフトの購入等を行います。

纒向遺跡をはじめとする史跡活用への取組

史跡纒向遺跡の公有化や、AR・VR等を用いた遺跡解説システムの構築、調査研究成果の情報発信など、桜井市の魅力アピールを「企業版ふるさと寄附金」及び「卑弥呼の里・桜井ふるさと寄附金」を活用して行います。

行政のデジタル化

マイナンバーカードを活用した行政手続きのオンライン化の整備、窓口における申請情報のデータ化や各窓口連携共有の構築、AI・RPAを活用した事務の効率化など、行政におけるデジタル化の推進を行います。

市内一円のまちづくり

【長谷寺門前町周辺地区】
長谷寺門前町周辺地区のまちづくり事業として、初瀬のまちなかに観光客を誘導し、まちなかの滞留人口を増加させるため、サイン整備、スタンプラリーイベント等を行います。
【大神神社参道周辺地区】
大神神社参道周辺地区のまちづくり事業として、賑わいの創出と地域の魅力を発信するためのイベント開催等を行います。
【中和幹線粟殿近隣周辺地区】
中和幹線粟殿近隣周辺地区のまちづくり事業として、子育て支援の一環として桜井中央児童公園の再整備を行います。
【桜井駅前周辺地区】
桜井駅前周辺地区のまちづくり事業として、ガバメントクラウドファンディングを活用し都市再生推進法人事業支援補助金を交付します。また、桜井駅南地区の滞在環境を向上させるために必要な情報の収集を目的とした社会実験を行います。