平成30年度の予算・主な施策内容

更新日:2022年03月01日

平成30年度予算の概要

桜井市の予算は、大きく分けて、一般会計、各特別会計、公営企業会計で成り立っています。

一般会計は、福祉や健康、教育、産業、建設、防災といった一般的な事業の会計で、主に市税や国・県支出金、地方交付税、市債などでまかなっています。その規模は、昨年度と比べて2.7%減の235億6,200万円となりました。

特別会計は、6つの特定の事業があります。これらの会計では、事業に必要な支出とこれに対する保険税や使用料などの特定の収入でまかない、一般の会計と独立して経理を行います。特別会計全体では、昨年度から12.7%減の146億8,074万円となりました。大きな要因は、国民健康保険特別会計で、保険の運営者が市から県に移行となった事により、事業に要する費用も移行となったためです。

公営企業会計は市民の皆様に水道水の供給を行っている水道事業の会計で、その規模は昨年度と比べて5.9%増の23億466万円となりました。

予算書を閲覧できます

予算書は、市役所3階情報公開コーナーまたは、市立図書館で閲覧できます。また、このページ下部にも掲載しています。

各会計予算まとめ

以下の表内数値はいずれも、端数整理のため、合計などが一致しない場合があります。

 

平成30年度予算の会計別まとめ
会計名 平成30年度 平成29年度 増減額
一般会計 235億6,200万円 242億700万円 -6億4,500万円
特 別 会 計 下水道事業 19億1,910万円 19億3,786万円 -1,876万円
住宅新築資金等貸付金 1,999万円 2,772万円 -773万円
国民健康保険 61億3,563万円 82億7,764万円 -21億4,201万円
駐車場事業 3,730万円 4,522万円 -792万円
介護保険 57億8,835万円 58億 231万円 -1,396万円
後期高齢者医療 7億8,037万円 7億3,438万円 4,599万円
小計 146億8,074万円 168億2,513万円 -21億4,439万円
合計 382億4,274万円 410億3,213万円 -27億8,939万円
公営企業会計 水道事業会計 23億466万円 21億7,654万円 1億2,812万円

平成30年度一般会計

平成30年度一般会計 総額 235億6,200万円

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歳入予算の区分別予算額
区分 予算額
市税 62億6万円
繰入金 8億2,652万円
使用料及び手数料 6億6,521万円
諸収入 4億7,201万円
分担金及び負担金 1億9,135万円
財産収入  8,652万円
寄附金 7,000万円
自主財源 計 85億1,168万円
地方交付税 55億7,000万円
国庫支出金 41億4,772万円
市債 25億1,710万円
県支出金 14億4,200万円
地方消費税交付金 9億5,000万円
地方譲与税 1億6,300万円
配当割交付金 7,300万円
株式等譲渡所得割交付金 6,200万円
自動車取得税交付金 5,400万円
地方特例交付金 3,800万円
利子割交付金 1,700万円
ゴルフ場利用税交付金 900万円
交通安全対策特別交付金 750万円
依存財源 計 150億5,032万円
合計 235億6,200万円

※市税のうち、都市計画税は目的税として都市計画事業・下水道事業などに使われます。

 

歳出予算の目的別予算額
区分 予算額
民生費 84億3,232万円
衛生費 28億5,010万円
総務費 25億8,592万円
公債費 22億327万円
教育費 18億8,132万円
諸支出金 17億6,457万円
土木費 14億3,435万円
商工費 10億748万円
消防費 7億6,759万円
農林業費 3億8,632万円
議会費 2億2,820万円
その他 2,057万円
合計 235億6,200万円

性質別に見る歳出の種類

性質別に見る歳出の種類

義務的経費 … 支出が義務付けられた経費

義務的経費
  • 扶助費……障がい者、児童などに対する医療費援助や各手当、生活保護費など
  • 人件費……職員給与や議員報酬など
  • 公債費……市が借り入れた地方債の元金・利子および一時借入金の利子

その他の経費

その他の経費
  • 物件費……光熱水費や賃金、事務用品など消費的性質の経費
  • 繰出金……一般会計と特別会計、または特別会計相互間で支出される経費
  • 補助費等…広域消防組合への負担金や、団体等を補助する経費
  • 積立金……基金への積立金
  • その他……維持補修費、貸付金など

投資的経費 … 道路整備や施設整備など普通建設事業や災害復旧事業に支出される経費

投資的経費
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歳出予算の性質別予算額
区分 予算額
義務的経費 扶助費 59億9,826万円
人件費 39億9,573万円
公債費 22億314万円
その他 物件費 48億5,103万円
繰出金 26億4,444万円
補助費等 12億7,812万円
積立金 2億3,589万円
その他 2億5,711万円
投資的経費 普通建設事業費 20億8,772万円
災害復旧事業費 1,057万円
合計 235億6,200万円

平成30年度に取り組む主要な事業を紹介します

◆桜井市総合計画の策定 市民と行政の協働により実現をめざすまちの将来像を示すため、まちづくりの指針となる、第6次桜井市総合計画を策定するための基礎資料を作成します。

◆新庁舎の建設に向けた取り組み 新庁舎は、平成32年度末の完成をめざしています。平成30年度は、新庁舎の建設実施に必要な設計や、現庁舎のアスベスト調査等を行います。

◆情報格差の解消 民間通信事業者による、情報通信網の整備が見込まれない地域での情報格差の解消のため、情報通信網のインフラ整備を行う事業者に対し、補助を行います。

◆福祉支援サービスの充実 学齢期の障害児を対象に、生活能力の向上のために必要な訓練等の支援を提供する、放課後等デイサービス事業を拡充し、健全な発達を支援していきます。

◆旧焼却施設等の解体撤去 平成29年度に引き続き、旧焼却施設・粗大ごみ処理施設等の解体撤去を行います。平成30年度末に解体撤去完了の予定です。

◆通学路対策 通学路合同点検における、通学路の危険箇所の改善工事や歩道確保等を行い、児童生徒の通学時の安全対策を図ります。

◆鳥見山緑地公園の整備 市民の憩いの場、環境学習の場として、鳥見山緑地公園の整備を継続的に進めていきます。平成30年度は、整備のための造成工事を行います。

◆消防力の機能向上 地域の消防力向上のため、地元の消防団に対して小型動力消防ポンプ付積載車等の新規配備や更新を行います。

◆外国語上達に向けた取り組み 平成32年度より小学5・6年生を対象に外国語の教科化が開始予定です。これに伴い、小学3~6年生を対象に外国語活動を実施します。

◆纒向遺跡等の国指定史跡の取り組み 国指定の史跡である、箸墓古墳周濠や纒向遺跡、吉備池廃寺跡の公有化を進めることで、貴重な史跡を共有の財産として大切に保存します。

◆まちづくりの取り組み

・桜井駅前周辺地区 エルト桜井の2階部分のリニューアル工事を行います。桜井駅南口広場の再整備に向けた、バリアフリー特定事業計画の策定を行います。

・大神神社参道周辺地区 大神神社前公衆便所の建替に向けた設計や、参道沿いの商業施設整備や駐車場集約化に向けた調査検討を行います。

・長谷寺門前町周辺地区 魅力あるまちなみ環境づくりの基本方針等の策定や歩行空間環境整備を行うための調査検討を行います。

・中和幹線粟殿近隣周辺地区 桜井中央児童公園(シャルトル公園)の再整備に向けた実施設計を行います。

・近鉄大福駅周辺地区 まちづくり基本計画に基づき通学路対策等を行います。

ふるさと寄附金充当事業

・東京フォーラム開催

首都圏における桜井市や纒向遺跡の知名度向上、調査研究成果の発信を目的として、東京都千代田区のよみうりホールで東京フォーラムを開催します。

 

上記の事業のほか、以下の事業にも、ふるさと寄附金を活用していく予定です。

・市民協働推進補助金

・各部局防災対策支援事業

・外国人誘致事業 ・「桜井市場~ん」支援事業

・市内小学校トイレ改修事業

・図書館図書の充実

・纒向学研究

平成30年度 予算書

過年度の予算・主な施策内容

お問い合わせ

桜井市役所 総務部 財政課 財政・FM推進係
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